ストラスブール出身の男女2人組ユニット、読み方は各国の自由で、日本では「ヨンヨンゼロヨン」でいいらしい。40年代のミュゼットからボサノバ、サルサ、マグレブやフレンチポップ、エレクトロまで混和し、薫り高いオリジナル・ブレンドにしてしまう2人の音楽センスは、SNSで評判を呼び業界でも注目されていた。このワールド・デビュー・シングルは、帝国主義の台頭や欧州の右傾化を洒脱に皮肉った楽曲。女性ヴォーカルの“perle”は、90年代に（日本でも）人気を博した“LiLiCub”を敬愛し、コンポーザーの“trou noir”は、ジョルジュ・ムスタキの詩情を愛してやまない。

ギリシャと日本のハーフで双子の女性シンガー。幼少期から歌手になるという夢を共に抱いていたものの、ライカに傾倒するミューとJ-POPに影響されたニュー。デビューして以来、別々の活動をしてきた2人だが、10周年の節目に”原点回帰”をテーマとした合作アルバムを発表。 二つのPOPS文化に触れて育ってきた2人が、リラックスした空間で紡ぐ歌声は、まるで絡み合うように様々な表情を見せる。普段では聴けないレコーディング時の会話もそのまま収録されているなど、両ファンにとって垂涎もの、まさに必聴の一枚である。

某国のフェミニスト・パンク・ロック集団。 コスプレを装い、音楽活動を通じて様々な人権問題に抗議し続けているロックバンド。リーダー兼ヴォーカルでもあるブラック・キャットを中心に、ライブ毎に楽器編成を変えるため、メンバーの正確な人数を把握することは不可。とにかく謎の多い集団であり、その素性はメディアにも一切公開されていない。多数のミュージシャンたちからも熱狂的な支持表明を受けており、救世主パンクバンドとして注目が集まっている。

とあるレーベルのオーナーが経営再起するために一つの賭けに出た。かつて自分はレコードコレクターだったが、これだけはと…手元に残したとしていた幻のガールズグループ。この一枚を完璧に再現すべく、あらゆる手を尽くし販売まで漕ぎ着け出来上がった7インチシングル（国内盤）。 レコードブームにより過去の音楽が見直される中、ポップ・ミュージックの原点とも言える60sガール・サウンドが再燃したきっかけとも言える一枚。